ここではActiveDrectoryを思いっきり噛み砕いて説明してみたいと思います。
まず、イメージしてください。あなたは会社のパソコンにプリンターの設定をしなければいけません。
パソコンが2~3台しか無いなら、1台ずつ設定していってもいいでしょう。それが30台になったら?3つのフロアにわかれて存在していたら?
もしくは、社員の一人が急に出社しなくなってログインする時のパスワードがわからなくなってしまったら?
パソコンにまつわるあらゆることを集中管理して、社内SEは自分のデスクから対応できるようにしましょうよ。というのがActiveDrectoryの考え方の第一歩です。
では実際にActiveDirectoryでできる事を見てみましょう。
Active Directoryを使うことでユーザーアカウント(ログインユーザー名とパスワードなど)をサーバーで一括管理できます。
通常はパソコンごとにユーザーアカウントを持っているので、管理はバラバラ。ログインパスワードがわからなくなったらリカバリーするしかありません。
Active Directoryを使うことでサーバーがユーザーとパソコンを一元管理できます
パスワードを見ることはできませんが、わからなくなってしまったパスワードを管理者がサーバーからリセットしてあげる事ができます。
同じActiveDirectory内ならどのパソコンからでも自分のアカウントでログインできます。
設定次第ではどのパソコンからログインしても、デスクトップのアイコンも同じ状態で使用でき、例えパソコンが壊れてしまっても、すぐに別のパソコンから作業を続行することが可能です。
管理者は「administrator」という最強の権限を持つアカウントでActiveDirectory内のパソコン全てにログインすることができます。
ユーザーがいない間に設定をしようとして、例えユーザーのパスワードがわからなくても、「administartor」でログインして設定が可能になるのです。
会社内のパソコンのネットワーク設定や、プリンター設定。その他セキュリティ関連の設定などをサーバーから一括で行うことができます。
会社全体の節電対策のために、社員全員のパソコンのディスプレイを10分後にOFFにする設定をしたいとなれば、管理者はサーバーにその設定を行います。
翌日社員が出社し、自分のアカウントでログインした瞬間、前日に管理者が仕込んだ設定が自動でPCに反映されます。画面には何も表示されないのでユーザーの無意識のうちに設定が可能です。
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