Windows7を導入してから、「突然、Excelで日本語入力できなくなった」という問い合わせが増えました。過去十数件対応しましたが全て以下の方法で解決できたのでまとめておきます。
※ExcelやWord、その他IMEを使用するソフトで同じ現象が起きている場合も同様です。
日本語入力ができなくなる根本的な原因の究明に至ってはいませんが、下記の手順を実施することで改善できます。
1 言語バーを右クリック → [設定] をクリック
2 既定の言語欄のプルダウンメニューから
[Microsoft Office IME 2010]を選択
3 インストールされているサービス欄で余計なものを全て削除します。
[Microsoft Natural Input 2003]をクリックし、[削除]ボタンをクリック。
同様に[Microsoft IME Standard 2003]も削除する。
※余計なバージョンのIMEを残しておくと「Ctrl」+「Shift」を押すだけで切り替わってしまいます。
4 [OK]ボタンをクリックして設定完了です。
原因の一つはMicrosoftが毎月配信しているWindows Updateです。
毎月第2火曜日が配信日になっているので、デフォルトの設定だと水曜日あたりのシャットダウンの時に更新プログラムのインストールが行われ、木曜日に起動するとなぜかインストールした覚えもないIME 2003が復活して日本語入力ができなくなるという流れです。
つまり、Windows Updateを有効にしている限り再発する可能性があるということなんです。
しかし、Windows Updateを止めておくのはセキュリティ面で非常に危険です。筆者がユーザーのウイルス対応をしている中で見る限り、数年前に比べ最近は特に危険性が増しているという実感があります。
したがって、現状の対応策としては日本語入力できなくなったら、その度に上記の手順を実施する。 ということになります。
尚、この現象は全てのパソコン上で起こるわけでは無く、何らかの条件を満たした環境で日本語入力できなくなるようです。
恐らくWindows Update自体が改善されれば現象は収束していくはずなので、むやみにレジストリをいじって解決しない方がよいと思われます。
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