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社内LANをすっきりさせるLANケーブル配線ルール

社内LANをきれいに配線しても2~3年経つと机の隙間でグチャグチャ。そうなると断線したり、ループを作ってしまったり収集がつかなくなってしまいます。そんな社内LANをすっきりシンプルに保つ為の配線ルールをご紹介します。

LAN配線ルール1 「ケーブルを色分けする。」

ケーブルの役割ごとに色分けをすることで、LANケーブルが密集していても区別がつきやすくなります。以下は実際に筆者の会社でも取り入れているLANケーブルの色分け方法です。

ブルーのLANケーブルブルー・・・島のハブからPCへつなぐ
ピンクのLANケーブルピンク・・・島ハブと島から離れたエライ人のデスクをつなぐ
オレンジのLANケーブルオレンジ・・・島ハブとフロアスイッチ(or ルーター)をつなぐ
LANケーブルの配線ルールその1「ケーブルを色分けする」

LAN配線ルール2 「埋めるケーブルはタグを付ける」

フリーアクセスの床下に埋めるケーブルは必ず両端に同じ名前のタグを付けます。これで床をはがして辿らなくてもケーブルの先がどこに行っているか分かります。

LAN配線ルール3 「片側ブーツ」でループ防止

ブルーのLANケーブルは片側だけブーツを付けます。

ブーツは通常、混線している場所でジャックの爪が折れるのを防ぐためのものですが、スイッチ側についていると、ポートの間隔が狭いスイッチではキツくてメンテナンスが大変です。

そこで片側だけつけておくことでスイッチ側のメンテナンスも確保でき、かつ、ブーツ側は必ずPCに刺すという運用をすればループを防ぐことも可能です。

LAN配線ルール4 「ブルーは絶対埋めない」

1のルールの中でブルーのケーブルは埋める必要がありません。ブルーは絶対に床下に埋めないという運用にしてしまいます。

LAN配線ルール5 「カスケードは絶対しない」

ハブのポートが足りないからと8ポートのハブをカスケード接続してしまうと、急にメンテナンス性が悪くなってしまいますし、ユーザーのミスも増える原因です。

ハブはケチらずに購入し、必ずフロアスイッチからオレンジのケーブルで接続するようにします。


以上が、500人規模のオフィスビル内で混乱もなく快適に運用できているルールです。

どんなルールでも決めておくことで、担当が変わった時の管理業務の移行もスムーズですし、大掛かりな作業を業者に依頼する時も指示が出しやすくなります。

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筆者プロフィール
筆者プロフィール
  • 1976年 東京都生まれ
  • 23歳・・・サービス業の会社に勤務したが時間的自由度の低さに納得行かず転職を考える。
  • 25歳・・・「新卒扱いで構いません!」と言ってIT系企業(社員30名)に転職。
    Word、Excelから始め、サーバーやネットワーク機器の構築を学び、3年間SIerとしてお客様への提案やシステム構築を行う。
  • 28歳・・・「3年の経験あり」ということで現在の会社(従業員数900名)に社内SEとして入社
    遅れに遅れていた社内システムを低予算で更新した実績を評価された。