社内LANをきれいに配線しても2~3年経つと机の隙間でグチャグチャ。そうなると断線したり、ループを作ってしまったり収集がつかなくなってしまいます。そんな社内LANをすっきりシンプルに保つ為の配線ルールをご紹介します。
ケーブルの役割ごとに色分けをすることで、LANケーブルが密集していても区別がつきやすくなります。以下は実際に筆者の会社でも取り入れているLANケーブルの色分け方法です。
ブルー | ・・・ | 島のハブからPCへつなぐ | |
ピンク | ・・・ | 島ハブと島から離れたエライ人のデスクをつなぐ | |
オレンジ | ・・・ | 島ハブとフロアスイッチ(or ルーター)をつなぐ |
フリーアクセスの床下に埋めるケーブルは必ず両端に同じ名前のタグを付けます。これで床をはがして辿らなくてもケーブルの先がどこに行っているか分かります。
ブルーのLANケーブルは片側だけブーツを付けます。
ブーツは通常、混線している場所でジャックの爪が折れるのを防ぐためのものですが、スイッチ側についていると、ポートの間隔が狭いスイッチではキツくてメンテナンスが大変です。
そこで片側だけつけておくことでスイッチ側のメンテナンスも確保でき、かつ、ブーツ側は必ずPCに刺すという運用をすればループを防ぐことも可能です。
1のルールの中でブルーのケーブルは埋める必要がありません。ブルーは絶対に床下に埋めないという運用にしてしまいます。
ハブのポートが足りないからと8ポートのハブをカスケード接続してしまうと、急にメンテナンス性が悪くなってしまいますし、ユーザーのミスも増える原因です。
ハブはケチらずに購入し、必ずフロアスイッチからオレンジのケーブルで接続するようにします。
以上が、500人規模のオフィスビル内で混乱もなく快適に運用できているルールです。
どんなルールでも決めておくことで、担当が変わった時の管理業務の移行もスムーズですし、大掛かりな作業を業者に依頼する時も指示が出しやすくなります。
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