長く続いた「Windows XP」の時代が終わりを迎えるにあたり、Microsoft製品のライフサイクルが気になる今日この頃。
主要製品のライフサイクルをビジュアルで分かるようにExcelでサポートサイクル図を作ってみました。各種製品更新の提案書等にご活用ください。記事中からダウンロードできます。
主なWindows、Office、Windows Serverのサポート期間一覧です。
(クリックで大きい画像が開きます)
主なMicrosoft製品のライフサイクル一覧(Excel) ダウンロード(zip版)
詳細はMicrosoftのサイトを参照してください、このページを見れば全て分かります。
社内SEにとって社内のOSやソフトのバージョンは、できる限り統一しておきたいところです。現時点(2013年時点)で社内のメインOSやOfficeソフトとして何を採用したらいいのでしょうか?それはグラフ見れば大体分かりますね。
世の中みんなでこれを使えば、これらの製品がかつてのWindowsXPのようなグローバルスタンダードになる気がします。
今からのサポート期間の長さで選ぶならWindows8!と言いたい所ですが、Windows8もOffice2013もWindows Server 2012も企業があえて今使うメリットがありません。Windows8なんてタッチ操作を意識したというわりには全然直感的に操作できません。Windows7が買えないような事態にならない限り、企業への導入は教育コストが高すぎです。
みなさんの会社は2014年4月以降WindowsXPのパソコン台数はゼロになる予定ですか?筆者の会社ではソフトウェアの対応が間に合わない数台を残し、約830台全てWindows7に切り替わる予定です。
ファイヤーウォールで社内ネットワークのセキュリティをしっかり管理しておけば古いOS使っててもOK!と、使い続けることに楽観的な人もいるかもしれませんが、今回ばかりは今までの経験の延長で考えない方がいいです。
例えば、みなさんがウイルスを開発する側の立場になってみてください。
一世を風靡したOSのセキュリティーアップデートのサポートが終わる
アップデートが止まったかなりの台数のXPが世の中に残る
こんな現状を目の前にすれば、現時点で既に発見しているセキュリティホールを今狙うのではなく、敢えて2014年4月以降に狙ったほうが確実だってことが分かりますよね?
筆者は2014年4月以降、WindowsXPのセキュリティホールを狙った攻撃が猛威を振るうと考えています。つまり今まで経験したことの無い攻撃が押し寄せてくるかもしれないってことです。
サイバー攻撃が高度化した現在において、ここまで普及したOSがサポート終了となり、セキュリティの更新がストップする。こんなハラハラする状態は今までありませんでした。
今後、普及するであろうWindows7においても数年後には同じようなことが起こる可能性があります。そんな時、今回のXPのサポート終了時に社内で行った対策や実際に起きた被害などの記録が大いに役立つことでしょう。
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